GREETING
第37回日本神経免疫学会学術集会
会長
国際医療福祉大学医学部
脳神経内科学 教授(代表)

この度、第37回日本神経免疫学会学術集会を、2025年8月8日(金)-9日(土)の2日間、幕張メッセで開催させていただくことになりました。真夏の暑い時期ではありますが、全国の会員や非会員約800名の参加を予定しております。
私が大学を卒業した昭和の終わり頃には、神経内科は治療手段が乏しく治らない診療科だと揶揄されてきました。それから35年以上が経ち、神経内科は脳神経内科と改称され、その病態解明や治療開発は大きく進みました。なかでも神経免疫学の領域における研究の発展には目をみはるものがあります。昨今は神経免疫疾患に対する分子標的薬などの新薬が相次いで誕生し、この領域はこれまでにないほどの変革期を迎えております。
このように神経免疫学の研究は、基礎・臨床共に目覚ましい発展を遂げています。これらの成果は当然、患者へ還元されているのですが、一方ではまだまだ十分に恩恵に浴していない方もおられます。アンメットニーズはまだまだたくさんあります。今回は「患者に寄り添う神経免疫学」というテーマを掲げました。新薬の躍進華やかなる折に、むしろ比較的地味にみえるテーマですが、これはわれわれがもっとも大切にしなければならないことです。今回の学会では、そういった点にも光を当てていこうと思っております。
2025年10月にはInternational Society of Neuroimmunology(ISNI)がやはりこの幕張の地で開催されます。日本神経免疫学会ではISNIとも協力しながら、質の高い最先端の研究を発信してゆきたいと考えています。この学会が若手研究者の重要な研究発表の場となることも期待します。同時に、現地開催をすることにより、臨床医や神経免疫学研究者のみならず、関連学術分野、関連職種、関連企業の方々と活発に意見交換や交流ができる場になることを目指しております。
臨床医や神経免疫学研究者のみならず、関連学術分野、関連職種、関連企業の方々と活発に意見交換をして頂けますと幸いです。神経免疫学のさらなる発展を見据えて、たくさんの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。